【社員インタビュー】あなたはどうして貝印に?国内営業職①
人々の身近にあるものを作る会社で働きたい
大学では主に過去の判例を学んでいました。そしてフットサルのサークルに入っていました。
実は私は運動があまり得意ではなく、高校までは運動部に在籍したことがありませんでした。でもサッカー観戦は好きだったので、大学に入学して思い切ってフットサルにチャレンジしたのです。
サークルではたくさんの仲間ができ、3年生になったくらいから就職のことも話すようになりました。
私は自分の仕事が世の中にどう影響するか、その仕組みが見えやすい仕事をしたいと考え、メーカーを志望しました。
さらになるべく人々の身近にある製品のほうがより仕事に興味を持てるはずと感じ、家の中にあるものをどこが作っているのか徹底的に調べました。
そして目に止まったのが、貝印の包丁でした。
社員は家族。これが会社の考え方
その包丁は大学進学で一人暮らしを始めた私への入学祝いとして、おじからいただいたものでした。
正直、それまでとくに意識せず使っていたのですが、その包丁が貝印製であることを知り、わざわざ私のために選んでくれたものが貝印だったことで、貝印という会社に興味が湧いたのです。
そして他にもツメキリやカミソリなど、私の家には貝印の製品がたくさんあることがわかりました。
日常的に使うさまざまなものを作っている会社だということを知り、貝印にエントリーすることにしたのです。
面接で社員の方々にお会いした時、みなさんとても気さくで、優しい雰囲気を感じました。
就活で企業に訪問すると“特別扱い”のようなものを感じることもありましたが、貝印ではそれがなく、ごく自然に私の目を見て「こんにちは」と話しかけてくれました。きっと普段からこういう雰囲気なのだろうなと感じたのを覚えています。
面接では社員の方々に質問できる機会もあったので、私は会社の好きなところを聞いてみました。すると「誕生日や結婚記念日に会社からプレゼントが贈られること」と教えてもらいました。
会社は一人ひとりの社員を“家族”と思っている。だから記念日を一緒にお祝いしてくれると伺い、とても素敵なことだなと感じました。
何十年も続くお客様とのお付き合い
入社後は国内営業に配属されました。
ホームセンター、専門店、百貨店の外商、ネット通販など、お客様の業態は多岐にわたります。
貝印ではすべてを把握しきれないほど膨大な数の製品を扱っていて、しかもお客様の業態により同じカテゴリーでも扱う製品が異なります。
入社後は先輩に同行してお客様のところに伺いましたが、先輩はお客様から製品のことを質問されるとパッと説明しています。
そんな先輩たちを見て、私も早く一人でお客様のところを回れるように製品知識を蓄えなければという焦りがありました。
そんな私を見て、先輩たちがさりげなくフォローしてくれたり、業態ごとにどのような提案をするのがいいかを教えてくれたりするのはとても心強かったです。
貝印には、もう何十年もお取引いただいているお客様がたくさんいらっしゃいます。中には私が訪問した際に、「昔は部長がうちの担当をしてくれていたんだよ」という話を伺うこともあります。
そのたびに、私は貝印の歴史の長さを感じます。そして私がお客様とのお付き合いを途絶えさせることがないようにしなければと身が引き締まり、私の名前もしっかり覚えていただいて、いつか後輩に「昔は飯塚さんが担当してくれていたんだよ」と話してもらえるようになれればと思っています。
お客様には自分の考えとともに多様な意見を提案
お客様のところに伺う前には商談資料を準備します。
資料は市場データと私なりの分析をまとめたもので、訪問前に先輩や上司に確認してもらってからお客様とお会いします。
私は資料の中に、SNSにある情報も織り交ぜるようにしています。
SNSにはカスタマーの生の声が書かれているので、お客様も非常に興味を持ってくださいます。
資料にある分析はどうしても私の主観が入ってしまいますが、そこにSNSで集めた声があることで、多様な意見を見ることができるようになります。
このようにしてお客様と話をすることで、良い関係性を築いていけることを感じています。
もちろん私の提案は、毎回すべてうまくいくわけではありません。
時にはお客様から「今回提案された内容だと売れなかった」と叱られることもあります。
そんな時は、なぜだめだったかをじっくり考えるしかありません。
前回だめだった理由をお客様と確認し、「次はこのようにやってみたい」ということを独りよがりにならずお客様にもメリットがある形でお伝えすることが大切です。
提案がうまくいかずお客様から叱られた場合はしっかり反省しますが、過ぎたことをいつまでも引きずってもマイナスしかありません。過ぎたことを悔やみ続ける時間があるなら、お客様により良い提案をするために時間を使おうと心がけています。
「何かできることはないか」を考えて動く大切さを知った
2020年から始まったコロナ禍では、社員の誰も経験したことがない事態に見舞われました。
とくにはじめの頃は世の中からマスクがなくなったことでマスクを手作りする人が急増。その影響でソーイング用品が軒並み欠品に。お客様からはすぐに用意してほしいと頼まれるのに、供給できない状況が続きました。
関連部門も動いてはくれているのですが、どうにもなりません。
お客様はカスタマーから「なんとかして仕入れてほしい」と言われるのですから、当然私達に対してお怒りになり、私達は何度も謝罪するとともに、なんとかお客様を引き留めるのに必死でした。
メーカーには、製品を渡す以外にもできることがあるはずだ。上司や先輩たちと連日グループミーティングを重ねました。そしてマスクをする人が急増したことで「次は目元のメイクの需要が高まるはずだから先回りしておきましょう」とお客様に提案するなど、次のパニックが起こらないようにすることに務めました。
まさに不測の事態でしたが、そんな中でも「どうにもならないから仕方ない」と諦めるのではなく、何かできることはないかと考えて動くことの大切さを学ぶことができました。
休日は夫婦で買い物に行き貝印の製品をチェック
大学でフットサルを楽しみましたが、現在はやっていません。でも夫がフットサルチームに所属しているので、休日は応援に行くことが多いですね。
練習や試合が終わった後にチームの人も一緒に食事に行ったり。そんな何気ない休日を楽しんでいます。
夫もメーカー勤務なので、2人で買い物に行くと店の中では別行動になり、つい自分たちの製品がどのように陳列されているかなどをチェックしてしまいます。
自宅では夫も貝印の製品を使っているので、使い心地などを聞いたりしています。男性用の製品だと私が使う機会がないので、夫との何気ない会話がお客様とお話する際に役立つことも多いですね。
一人ひとりの社員に浸透する「社員は家族」という考え
就職活動をされている学生の皆さんは、期待と不安が入り混じった気持ちでいると思います。就職先が決まり社会人になった後、自分はちゃんとやっていけるか不安に感じている人も多いでしょう。私もそうでした。
貝印の先輩たちは、仕事でなにかわからないことがあり質問すると、どんなときでもすぐ私のほうを見てアドバイスをしてくれます。
面倒見がいい人が多いのはもちろん、会社が考える“社員は家族”という気持ちが一人ひとりに浸透しているのだなと感じます。だから安心してください。
産休、育休の取得率も高いですし、育休を終えて復職される先輩もたくさんいます。
制度があるだけでなく、それをきちんと社員が利用しています。女性も安心して働ける会社だと強く感じています。
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